野良日記:スナップエンドウ

初夏になると採れはじめるスナップエンドウは、甘くて、さくさくして、収穫をたのしみにしている野菜のひとつです。ついつい食べることに夢中になってしまい、収穫が終わりにさしかかった頃に、慌てて種を残したので、30粒ほどの種しか採れませんでした。今年は種を残すことを第一目的にして大事に育ててきました。

スナップエンドウ

今年は例年よりも早く実がなりはじめ、そろそろ初モノをいただこう!と収穫して、さっと茹でたスナップエンドウをつまみ食いしてみたら、なんかいつも違う食感なのです。サヤが筋っぽくてさくさく感がなく、まるでグリーンピースのよう。もしやスナップエンドウだと思って播いた種は、グリーンピースだったかもしれない!でも、味はスナップエンドウそのものなのです。夫にも食べてもらったのですが同意見でした。

スナップエンドウ

ネットで調べてみたら、同じような現象の人がちらほらいるではありませんか。どうやらグリーンピースと交雑したらしく、サヤはグリーンピース、豆はスナップエンドウになったようです。スナップピースとでも名付けようか。もともとグリーンピースを品種改良してスナップエンドウを作ったらしいので、先祖返りみたいなこともあるのでしょうか。こうしていろいろな野菜を育ててみると毎年いろいろな事が起きます。種取りしているとなおさらかもしれません。でも、これはこれでおもしろいなぁと思うのです。

スナップエンドウ

捨ててしまうのももったいないので、グリーンピースのように豆をとり出してさっと茹でて食べています。これがとっても甘くておいしいのです。もしかしたらグリーンピースよりもおいしいかも!ちょっと病みつきになりそうです。この種も一応残しておこうと思います。